予防
毛玉はちょっと一手間かけるだけで防止することができます。
まずひとつめは『洗濯ネットを使用』することです。
これは洗濯時に他の衣類と擦れるのを防ぐためです。
また、使用するネットは、衣類の大きさに合わせたものを使用します。
なぜかと言うと、生地同士に動く余裕があると、摩擦が大きくなり毛玉が出来てしまうからです。
ネットに入れる際は、洋服を裏返してください。
裏返すことで、生地表面の摩擦を避けることができます。
次に『手洗いにすること』です。
お気に入りの洋服は自分で洗うのが一番。
優しく丁寧に洗うことで生地を痛めず長持ちさせることができます。
そして、『柔軟剤』を使用することによって、毛玉の原因となる静電気を抑えるこができます。
洗濯時には必ず利用しましょう。
その他『ブラッシング』をすることによって、繊維の流れを整えておくと、毛玉予防になります。
こまめにブラッシングして、毛羽の絡みやホコリをはらうと長持ちしますよ。
しかし、力の入れ具合によっては、摩擦・毛羽立ちの原因になるので、コツが必要です。
簡単な取り方
※間違った毛玉の取り方
・手で引っ張ってちぎる
手で引っ張る時、同時に毛玉になる前の、繊維自体をひっぱり、それをちぎってしまうと、その部分の繊維が浮き出て、次の毛玉の原因となり、さらに毛玉が出来やすい環境になります。
・食用スポンジでとる
スポンジに毛玉を付着させ、こすることで毛玉をとっているので、ちぎって取ることと変わらない。
結果的に生地が傷み、カーディガンやセーターの寿命を縮めることになります。
※きれいに除去できる方法
・事前準備をしっかり行う
ブラシをかけ、繊維の方向を整える。
そして、毛玉を、ガムテープなどで、上に浮かせると、毛玉が取りやすくなる。
・ハサミで切る
事前準備で浮かせた毛玉の下に、刃を入れ、毛玉だけを切り落とす。
・T字カミソリで除去
T字カミソリを、毛玉の下に入れ、力を入れすぎず、軽くこする。
・電動毛玉取り器
広範囲に毛玉が出来てしまった時には、通常価格(安売りではなく)で販売されている電動毛玉取り器で、浮かせた毛玉部分に、毛玉取り器を軽く当てる。(毛玉取り器の穴の空いた部分に、毛玉だけが入り、回転している刃でカットされる)
・毛玉取りブラシ
毛玉取りブラシは、毛玉もきれいに取ることができ、毛玉になりかけている部分の繊維も凹凸なく、きれいにすることができる。
ニット製品の毛玉についていかがでしたか?
ニットにとって毛玉の発生は避けられないもの。
今回ご紹介したことを参考にしていただけるとありがたいです。
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