日本では昔から親しまれている納豆。
最近では専門店などもあるほど、健康にもよくて完全栄養食されている納豆ですが、納豆は太るかもしれないとの声も…。
もし、太るならばどんなに注目されていても、そんなに食べるわけにはいきません。
そんな納豆を今回は調べてみました。
納豆を食べすぎるとどうなる?
栄養が多い納豆がゆえに、いくつか注意点があります。
甲状腺ホルモンを活性化する酵素「セレン」の一日の上限摂取量は250mcg。
納豆1パック(50g)に含まれるセレンの量は118mcgです。
つまり一日にとって良いセレンの量は納豆2パックまでとなります。
このセレンを摂りすぎると下痢や腹痛が起きることがあります。
また、過剰摂取を繰り返すと脱毛・爪の変形・下痢・嘔吐・頭痛・しびれなどが起きる可能性があります。
次に、大豆イソフラボンも1日3パック以上食べるとイソフラボンの女性ホルモンに似た働きにより、ホルモンバランスが崩れてしまうことがあります。
太る?
確かに納豆のカロリーは1パックで100カロリー程度あり、決して低いとは言えないかもしれません。
白米が50g当たり84キロカロリー程度なので、白米よりもカロリーが高いことがわかります。
しかし、納豆は主食の炭水化物と違い、1日に何百gも食べるものでもないので、納豆がカロリーが高いからといって太る原因ではないでしょう。
そんなカロリーが高いと気にする前に、実は納豆には、ダイエット効果があるといわれています。
それは納豆に含まれる、ビタミンB1、ビタミンB2が、脂質代謝に必要不可欠で、摂取したカロリーをエネルギーに変換してくれるのです。
さらに納豆には脂肪の吸収を抑えるだけでなく、食欲も抑える効果があるので、ダイエットに最適ということがわかります。
また、大豆ペプチドによる作用で基礎代謝がアップ、食後の消費エネルギーもあがるという、嬉しい効果もあるといわれています。
副作用は?
・生理との関係性
大豆に含まれる大豆イソフラボンには生理不順を正してくれる効果があるため、女性には大変ありがたい成分ですが、取りすぎには注意が必要です。
納豆1パックに含まれる大豆イソフラボンの量は25~30gですが、1日の摂取許容量は70~75gのため、3パック以上食べると過剰摂取になってしまいます。
・下痢・腹痛との関係性
発酵食品である納豆は元来消化のいい食品で、胃や腸には優しい食品といえるため、腹痛や下痢を引き起こすことは少ないのですが、発酵と腐敗が紙一重であることを頭に入れておく必要があります。
日常的に納豆を食べていなかった人が急に食べ始めると、身体が勘違いして納豆を排出しようとする働きをしてしまうため、結果としてお腹の不調につながることもあります。
はじめは、少しずつ食べることを心がけましょう。
・痛風との関係性
意外と知られていないのですが、納豆にはプリン体が比較的多く含まれています。
プリン体の摂取制限は400mgで、納豆は100gあたりにプリン体は113mg含まれていますので1日400gの納豆(8パック)を摂取すると痛風になる危険性があります。
もちろんプリン体は納豆以外の食品にも含まれていますので、他の食品のプリン体量も計算して摂取量を決める必要があります。
・薬との関係性
血栓を抑えるための薬、抗血栓薬(ワルファリン)を服用している方は納豆の摂取に注意が必要です。
納豆菌にはビタミンKという成分が含まれているのですが、このビタミンKは抗血栓効果を弱めてしまう働きもあるのです。
せっかく薬を飲んでいても効果が出ず、血栓ができやすい状態をつくりだしてしまうことになるので、服用している方は気を付けましょう。
効果がある納豆との組み合わせ
そこで納豆にプラスするだけで、さらに効果がある食べ物はどういうものなのでしょうか。
『ネギ』
まずは、納豆の定番ネギをたっぷりかけて食べてください。
ネギに含まれる栄養素がコレステロール値を下げてくれるので、太るのを防いでくれます。
『キムチ』
納豆が苦手というおすすめは、キムチを混ぜることで納豆独特のにおいが緩和され、さらに、太るのを予防する効果があるそうです。
『豆腐』
納豆と言えばご飯ですが、白米のカロリーは茶碗1杯あたり約200kcalといわれています。
このことから納豆とご飯を一緒に食べることによって、必然的に摂取カロリーは増えてしまいます。
このことを避けるためには、ご飯を豆腐に変えて、豆腐に納豆をかけることでカロリーを抑え、太る原因を気にせず納豆を食べられます。
何より、豆腐は脂肪分がなく低カロリーなのに、肉や魚に負けないくらい良質なたんぱく質が多く含まれているので、とてもバランスがいい食べ合わせです。
いかがでしたか。
納豆に含まれる大豆サポニンには肥満予防の効果があり、余分な脂質や糖質を吸収しない太りにくい体に変えてくれます。
また、納豆にも含まれている女性ホルモンに似た働きをすることで有名な大豆イソフラボンですが、コレステロールを下げる効果もあるのです。
このように、健康にもダイエットにも良い納豆、積極的にとり体の内側からきれいになりましょう。
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