洋服のようにサイズのない腕時計。気に入って買ったのにベルトが大きかったりきつかったりしたら残念ですよね。そんな時はベルトを調整する必要がありますが、どうしたら良いのかわからないですよね。実は腕時計のベルト、自分で調整することができます。
金属製ベルトの構造
まずは、金属式ベルトの構造からご説明します。構造が分かればどのように取り外すのかがイメージできると思います。金属式のベルトには種類がいくつかありますが、今回はよく使われているタイプを紹介します。
板バネ式
少し前までよく使われていたタイプです。比較的安価な腕時計に使われます板を巻いて作られた爪を引っかけてピンで固定しベルトのコマとコマを繋げています。
割りピン式
現在の主流で、1万~3万の時計に多く使われています。ピンセットのような片方が割れたピンでコマ同士を繋げます。ピンの突起が摩擦になり抜けないようになっています。
Cリング式
高級な時計はほとんどがこのタイプ。C形になっているリングとピンを組み合わせて固定させています。
100均「ダイソー」の『腕時計 金属ベルト調整工具セット2』で腕時計のメタルバンドを調整してみました。 https://t.co/uCNEmT9yym
— ミュージックナウ (@TKBASE1) November 21, 2017
工具はダイソーでも手に入る
構造が分かりましたが、その前に用意しなければならない専用の工具です。どのタイプのベルトも「突き棒」「ハンマー」「固定用バイス」の3点セットが必要です。
突き棒は、ピンを押し出す時に使います。工具がない場合は千枚通しやアイスピックで代用できますが、先が尖っていると傷がつくので先をつぶして使うことがお勧めです。
突き棒をトントンと叩くのがハンマーですが、専用のハンマーはかなり小さいのが特徴です。大きいと力がかかり過ぎてピンが折れてしまう恐れがあるからです。固定用バイスはベルトを固定して作業しやすくするための台です。
ピンを打ち抜くために下に穴が開いています。これら専用工具は、なんとダイソーで簡易キットが300円で買うことができます。それではいよいよベルトの調整です。詳細は次のページをご覧ください。
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