寝過ぎと体調不良
寝すぎた後、体調不良を起こす原因は自律神経の乱れです。自律神経には集中力を高める交感神経と、リラックスさせる副神経交換の2種類があります。
日常生活の中で、この2つの神経が交互に入れ替わっています。寝ている時は、副交感神経が優位に立っている状態。そのため、身体を休ませることができるのです。
【睡眠不足だけじゃなく寝過ぎも逆効果?】睡眠時間が7時間より短い人も長い人とも、死亡率が高くなる傾向があるそうです。皆さんも経験があるように体調が悪いと長く眠りますが、それと同様で長く眠る人は何らかの健康上の問題を抱えている可能性が高いようです。
— 伝伝虫♪ (@_Dendenmusi_) November 10, 2017
そして、起きると自動的に交感神経が優位に。ただし寝すぎると切替のタイミングを失って、起きても副交感神経が優位になったままの状態になります。
つまり、起きているのに脳と身体はまだ半分眠っている状態。このことが、寝過ぎによる体調不良を引き起こします。
寝過ぎによる頭痛や腰痛
寝過ぎによる体調不良の代表的なものが頭痛なのですが、この頭痛のその正体は血管の拡張です。血管が拡張すると血流が良くなり、自ずと血液量が増えます。すると血管が膨張し、神経や内臓を圧迫してしまいます。
この圧迫が、寝過ぎた時に頭痛となって現れるのです。血液が拡張してしまう理由はリラックス。副交感神経のおかげで、リラックスしている睡眠中は血液が拡張してしまうのです。
【二宮先生のお話】今回は頭痛のお話。辛いですよね、頭痛。ズキズキ痛いなーと思った時は、痛いところを冷やしてみましょう。光の刺激も影響するので部屋を暗くして横になるのもいいですよ。ただ、片頭痛の場合運動、マッサージはNGです。寝過ぎが原因の時もあるので、寝過ぎには注意。
— 内科の二宮先生 (@nnmy_kznrr) November 9, 2017
副交感神経のスイッチが入りっぱなしの状態は、頭痛の他にも不調を引き起こします。だるい感じや、やる気が出ないのもそのため。内臓は交感神経が優位な時に活発になるので、副交感神経のままの状態だと吐き気や食欲減退などの胃腸トラブルにもなります。
また、同じ姿勢でいるために血が一部にとどまり、むくみや腰痛の原因になることも。寝すぎによる体調不良は次第に良くなるとは言え、その日1日はぼ〜っとして無駄にしてしまうことに。そんな状態を防ぐためにも、次のページでご紹介していることを実践して寝過ぎに気をつけましょう。
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