柚子湯に入る理由
ゆず湯にはいるようになった理由についてですが、ゆずの実を浮かべるようになったのも、なんと、また、江戸時代からなんです。
シャレ好きの江戸の町人たちが、融通 (ゆうずう) が効く湯治=柚子が効く冬至と言って、始めたのがきっかけだそうです。
冬至には、
【冬至 (とうじ)】
↓
【湯治 (とうじ):湯につかって、病を治す】
という具合です。
柚子湯の作り方
柚子湯の作り方を紹介しましょう。
見た目も楽しいので、柚子を丸ごと浮かべます。
浮かべるのは、5個か6個の柚子が適量でしょう。
お湯に入れる際には、香りが高まるように柚子の皮に小さく切り込みを入れます。
柚子を丸ごと入れることで、刺激が弱まるのでヒリヒリ感が緩和されます。
丸ごと柚子を利用するほうが、後片付けも楽です。
輪切りにした柚子や半分にスライスした柚子を入れることで、柚子の効果が大幅にアップします。
切った柚子を、目の細かいネットなどに入れてお湯に浮かべると良いでしょう。
柚子湯に入った時に、痛みやかゆみが出れば入浴を止めましょう。
柚子湯の効果
柚子湯にある効能を挙げます。
血行を促進し、冷え性を改善すると共に冷えを予防してくれます。
免疫力を高め、痩せやすい体にしてくれます。
さらに、リラックス効果がある上に頭をすっきりと覚醒させてくれます。
肌のキメを整え美肌にしてくれます。
高い殺菌力と沈痛効果があります。
皮膚ガンの予防になります。
身体の節々の痛みを緩和させてくれます。
入浴後の柚子湯は、汚れを落とす成分であるリモネンが溶け込んでいるので、洗濯や掃除に使えます。
但し、柚子には日焼けを促す成分も含まれているため、柚子湯の後での外出はシミ、ソバカスの原因になるので外出を控えましょう。
柚子湯でヒリヒリ感?
香りの良く美肌効果もある柚子湯ですが、肌にヒリヒリ感を覚える人もかなりいるようです。
ヒリヒリ感を引き起こす原因は、柚子の香りの元「精油」です。
みかんとか柑橘類の皮には、小さなツブツブがあります。
その中に精油があります。
柚子湯には、柚子が丸ごとやスライスしたものが入れられて香りを楽しめます。
こんな方法があったんだ!
ゆず湯でヒリヒリ?デリケートな肌を健康肌に取り戻す「ゆず」の使い方https://t.co/Wua7eT2cyv— 健康じゃないとBOT (@kenkou1bot) October 28, 2017
つまり、お湯の中に精油が絞り出された状態です。
この精油は香りだけでなく、油を落とす成分も含まれています。
過敏症でない肌の人にとっては、余分な皮脂も落としてくれてありがたい存在です。
ところが過敏症の肌の人にとっては、必要以上に皮脂を奪われてしまうことになります。
その結果、肌がヒリヒリします。
ヒリヒリを感じる人は、湯の中にある柚子などに触れず静かに香りを楽しみましょう。
冬至の習わしには、こんなに意味があって、先人の知恵が、いっぱい詰まっているんです。
いつもは、なんとなく冬至を迎えていた方も、今年は、なにか1つやってみてください。
この冬を健康に過ごせて、そのうえ、幸運も手に入れることができるかもしれません。
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