30代の女性こそ脳梗塞の前兆をチェックせよ!「イー」と口を横に伸ばしてみて・・・



 脳梗塞は男性の病気というイメージがありますが、若い女性もなります。ですから日頃から脳梗塞の前兆をチェックしましょう。

脳梗塞の前兆とチェック

 脳梗塞の前兆として挙げられるのはろれつがまわらなくなる、表情が上手く動かせない、真っ直ぐ歩けない、手に持っていた物を落とし上手く拾えない、視野が欠ける、物が二重に見える、イーと口を横に伸ばした時に左右の高さが違うなどです。症状が現れた際は、「FAST」と言う基準を用いて脳梗塞かどうかを簡単にチェック出来ます。

 FはFACE、AはARM、SはSPEECH、TはTIMEです。具体的には、Fは鏡を見ながらイーと言う口の形を作って笑ってみましょう。自然な笑顔が作れない、片方だけ口角が上がらない、口が片側だけ閉じない場合は脳梗塞により、顔の筋肉が麻痺している可能性があります。

 Aは両腕を真っ直ぐ前に肩の高さまで上げます。もし片方だけ自然に下がる様なら、腕の筋肉が脳梗塞により麻痺している可能性があります。Sは簡単な言葉を言ったり、会話をしてろれつが回らなかったり相手の言葉が理解できず、返事ができない場合は脳梗塞の可能性が高いです。

 Tは時間で、早急な対応が必要と言う意味です。FとAとS、どれか一つでも当てはまったら、一刻も早く医療機関を受診しましょう。

脳梗塞の症状

 脳梗塞の前兆は一過性虚血発作(TIA)と言い、短くて数分、長くても30分くらいで治ります。しかしTIAが起こると、約5%〜20%の人に脳梗塞が発症すると言われてます。

 代表的な初期症状は、急にろれつが回らなくなる構音障害です。また、何も原因が無いのに顔が歪む片側顔面麻痺、片方の視力が急激に低下する一過性黑内障や視界の半分が見えなくなると言う症状があります。

 他にも両手を持ち上げようとしても片方が上がらないと言った症状も前兆として挙げられます。脳梗塞の前兆や初期症状は、脳血管が血栓により一時的に詰まることによって起こります。次のページで脳梗塞の原因や予防、治療について紹介します。





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