研究結果
最近では、科学の力で記憶力の低下を防ぐことが可能になってきています。また、自身の適切な対応によっても脳の機能を維持することができます。
記憶力と食べ物に関する研究で、40ヵ国2万7,860人を対象として5年間の追跡調査を行いました。結果は、健康的な食生活をしている人たちは不健康な食生活をしている人たちよりも、認知機能の低下の確率が低かったのです。
また『Nourish & Heal 2017』では、臨床専門看護師のJonny Bowden博士が野菜と魚を取り入れることで認知機能の低下を19年遅らせることが可能である、と語っています。どのような食べ物を積極的に食べると、認知機能の低下を防げるかが気になりますよね。
摂取すべき食品
『Nourish & Heal 2017』では、認知機能の低下を防ぐために摂取することをすすめている8つの食品として、以下のものを挙げています。
ブルーベリー
脳内のニューロンの情報のやり取りを効果的にする働きがあります。
ナイアン(ビタミンB3)
認知機能の衰えを抑制する力があります。主に、卵、レバー、魚、ブロッコリー、アスパラガス、トマト、七面鳥の胸肉、マグロ、ピーナッツや玄米に多く含まれています。
ココナッツオイル
体内でココナッツオイルの脂肪分が脳の「ロケット燃料」と言われるケトンに変わるので積極的に摂ることをおすすめします。
ホスファチジルセリン
牛の脳に多く含まれていて、記憶や認識、気分を改善させる働きがあります。
ホウレンソウ
記憶力を高めるアルファリポ酸が含まれています。
赤身の牛肉
記憶力の回復に関係があるカルニチンが含まれています。
ビタミンB12
高齢者によく不足する栄養素で、混乱、鬱、記憶障害や協調運動障害などの精神的疾患を抑制する働きがあります。スイスチーズ、シリアル、スキムミルク、ココナッツミルク、アーモンド、カニ、サバやレバーに多く含まれています。
コリン
知的能力、注意力、集中力の強化に役立ちます。牛レバー、卵、タラ、ミルク、醸造用イースト、大豆、カリフラワー、ホウレンソウ、インゲン豆、グレープフルーツ、キヌア、玄米に含まれています。
日本人に馴染みのない食品もありますが、まずは身近な食品を利用して積極的に摂り入れて記憶力の低下を防ぐ努力をすると良いです。
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