皆さんはこんなことでお悩みありませんか?
眠る時に使う枕、いつでも清潔にしていたいけれど、洗濯できるのかわからない…。
毎日使っている枕だからこそ、寝汗や頭から出る皮脂などでだんだんと汚れたり、臭いが気になったりしてしまうものですよね。
「洗濯機で洗う時、水に浮くのでは?」、「洗濯機で洗ったら、枕を使えなくなるのでは?」と疑問に思われる方もいらっしゃることと思います。
今回は、枕の洗濯方法や注意点について紹介します。
汚い枕は頭皮のニオイの原因に
枕はそんなに洗う必要ないと思っていませんか。
実は枕はダニや雑菌、ニオイ菌の発生の原因になりやすいのです。
それもそのはず、1日に少なくとも5時間以上は人間の頭と、接触しているのですから。
特に、睡眠中は汗も大量にかきますよね。
そういった皮脂や汗でダニや菌は育っていきます。
汚い枕を使い続けていると、頭皮のニキビやニオイ、抜け毛の原因になります。
枕は定期的にお手入れする必要があるということ御理解いただけたでしょうか。
洗濯機で洗える枕は?
枕は頭をのせるものなので、汗や皮脂、フケなどもついています。
枕カバーをしていても、汗や皮脂はしみ込んでいます。
まずはお使いの枕の洗濯表示ををチェックしてみましょう。
<洗える枕>
・洗えるポリエステルわた
・パイプ
・洗えるビーズ
・コルマ・ミニボール
<洗えない枕>
・洗えないポリエステルわた
・そばがら
・低反発ウレタン
・羽
・洗えないビーズ
・スノー低反発
ポリエステルでも、洗えるものと洗えないものがあります。
洗濯表示を必ず確認してみましょう。
枕が水に浮く正しい洗い方
さて、洗える枕があったとしてもポリエステル綿素材の場合、水に浮いてしまいます。
そういう時、きちんと洗えているのか不安ですよね。
ポリエステル綿素材の枕の対処法を見ていきましょう。
『洗濯機で洗う場合』
洗濯機で洗う際は、洗濯機の中に水が溜まっても枕は浮いてしまっている状態です。
そのため、水が溜まった時に一旦洗濯機を止め、枕を水の中に沈めて水を吸わせてから、洗濯を再開して下さい。
『手で洗う場合』
ポリエステル綿素材の枕は、洗濯機で洗うよりは手洗いの方がおすすめです。
その場合は、まず大きめのタライや風呂桶、もしくは洗面所の手洗い場などに水を溜めて、洗剤を溶かします。
その際、ひどい汚れや臭いがあれば、漂白剤を適量一緒に入れて下さい。
その中に枕を入れて、丁寧に押し洗いをして、途中、枕をひっくり返して反対側の面も押し洗いします。
そして、汚れや臭いがひどい場合は、そのまま1時間ほど放置しておいて下さい。
汚れが落ちたと感じたら新しい水に換え、再度押し洗いをして下さい。
洗剤の泡が出なくなるまで、水を換えながら行って下さい。
その後、枕をぎゅっと押さえつけながら水分を取り除いて下さい。
その際、目の細かい洗濯ネットに入れて、軽く洗濯機で脱水だけするのもおすすめです。
枕の形を整え風通しのよいところで、十分に乾くまで天日干しをして下さい。
洗えない枕はどうすればいいの?
洗えない枕はどうすればよいのでしょうか。
ここでは干すことやクリーニングに出す方法を紹介します。
洗えない場合は陰干しや天日干しをします。
陰干しも天日干しも枕の中の素材によって適した方法があります。
ポリエステルわた、パイプ、コルマ・ミニボール、そばがらは天日干し、低反発ウレタン、羽根、スノー低反発、ビーズは陰干しをしましょう。
洗えない素材は痛みやすいので陰干しをしましょう。
ただし、そばがらは中身が自然の素材なので天日干しがおすすめです。
そばがらと、ビーズの立ち位置が洗える・洗えないのとでは違うので注意しましょう。
太陽の光には、日光消毒の効果があります。
なので天日干しをすることで洗わなくてもある程度きれいに保つことができるのです。
その一方で、日光は布の繊維を痛めてしまうこともあります。
そのため、特に繊細な素材は、直射日光には当てないほうが良いものが多いです。
これは枕以外に衣類を干すときにも当てはまることなので日に当てるときには気を付けましょう。
日光に当てない陰干しには、どんな効果があるのか知りたいですよね。
陰干しでも、外の風に当てることで、湿気をとる効果があり、枕を気持ちよく使うためには重要なんです。
風通しの良い室内か窓際、ベランダでも大丈夫です。
風にあたるように立てかけておくだけで十分です。
湿気を取り除くことで、カビ対策にもなるので洗えない素材は頻繁に陰干ししましょう。
枕を干すときは「枕干し」という枕を固定して干すことができるハンガーがあると便利です。
枕だけでなく、クッションなども干すことができるので1つ用意しておくのもいいですね。
洗えない枕は、クリーニングに出せるかどうかを確認してみましょう。
羽毛の枕などはクリーニングしてくれるところがあるようです。
また、ちょっと自分で洗う暇がないな、という場合もありますよね。
枕を自分で洗うのは、忙しい時はやっぱり大変です。
そういった場合もぜひクリーニング出すことも検討してみてください。
もちろん、洗えない枕の中にはクリーニングも難しい場合があります。
ですが、洗える場合は型崩れを起こさないように枕を丸ごと洗ってもらえますし、クリーニング屋さんによっては特別な洗剤を使ってもらえるところもあります。
お金はかかりますが、楽ですし、自分で洗うよりもきれいにすることができるのです。
ご予算はおおよそですが、1000~1500円くらい。
自宅でのお手入れをしながら、半年に1回くらいは、クリーニングに出すこともおすすめです。
いかがでしたか。
ご自宅の枕に合った洗濯方法やお手入れ方法を考え、清潔に安心して使えるようメンテナンスを怠らないようにしましょう。
そして、きちんとしたメンテナンス方法で整えられた枕で、心地よい睡眠を楽しみましょう!
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