血豆ができたことってありませんか?
皮膚は破けておらず内出血があって、場合によっては痛みを伴うのが血豆です。
皮膚が外側から強く圧迫されたときに、血が内出血して溜まっている状態です。
手の指先や足などは特に血豆ができやすいところです。
何かにぶつかったり、思いがけずはさんでしまったり、強烈な痛みの後に血豆ができることが多いです。
このように血豆ができるのは日常生活では珍しくありません。
赤い血豆は見た目もよくありませんよね。
赤く腫れあがって痛みが続くことも多いので、できるだけ早く治してしまいたいのですが、何かいい方法があるのでしょうか。
血豆ができてしまったら、まずは血豆になった患部を冷やしましょう。
応急処置で患部をアイシングすることで、炎症を抑えてやります。
血豆も患部の炎症なのでそれを抑えてやるわけです。
氷や保冷剤をタオルに包み患部に当ててやります。
患部を冷やす事で内出血した血液を凝固させ、それ以上の出血を防ぎます。
血豆程度の内出血でしたらその日だけアイシングしても治りはぐっと早くなります。
応急処置が終わったらなるべく患部には触れないようにしましょう。
患部を下手に刺激すると血豆がさらに化膿してしまいます。
血豆は赤く膨れ上がっているので気になりますが、触らないようにするのが一番です。
血豆はつぶして血を抜く治し方もあり、また自然治癒に任せた方が良いという意見もあります。
これはどちらも正解で、血豆が見えづらいところにあったり、血豆ができていることを気にしない人であれば断然自然治癒の方がおすすめの治し方になります。
血豆は皮膚の内側にできた炎症なので、相当ひどい血豆でない限り自然に治ります。
気長に治るのを待ちましょう。
ただランニングなどのスポーツでできた血豆や、女の人などファッションに気を遣う人などは、痛みを伴ったり赤黒くはれ上がったりしている血豆は早めに治したいと思うかもしれません。
そういう人は針を殺菌して血豆から血を抜き取る方法もあります。
ただこれは雑菌が増える恐れもあり、どうしても早く治したいのならば病院に行って適切な処置をしてもらった方がいいでしょう。
さて、ここまでが血豆の一般的な応急処置ですが、実は血豆には足の裏の場合、爪の中にできた場合、指先にできた場合と、血豆ができた場所によって治し方がちがいます。
それぞれどのように違うのか見ていきましょう。
足の裏の血豆の治し方
ランニングやジョギングを習慣にしている方は多いと思いますが、足に血豆ができたことがあると思います。
マメができた時毛細血管から血が流れ込んだのが血豆になります。
履いているシューズが自分の足に合ったサイズのものでないと、すぐに血豆ができてしまいます。
サイズがきついと足が圧迫されてしまいます。
逆のサイズが大きすぎても足が靴の中で動くので、足先が圧迫されます。
そうなると足はシューズと摩擦を起こし、軽いやけどを負った状態になります。
これが足の裏にできる血豆です。
対処法ですが、血豆はできても害はないので、自然治癒を待ってもよいのですが、早く治したければ血豆を消毒した針でつついて血を抜いておくとよいでしょう。
あとはきれいに洗い、雑菌を繁殖させないよう注意しておいてください。
爪の中の場合
爪の中にできた血豆は爪下血種と呼ばれます。
読んで字のごとく、爪の下にできる血豆で、血豆が大きく、爪の3分の1以上になるほどなら血を抜くことも考えた方がよいでしょう。
巻き爪の予防にもなりますし、爪がはがれてしまうのに対する予防にもなります。
あまりお勧めはできませんが、自分で血を抜く場合には、クリップなどの針先を焼いて消毒し、爪の外側から穴をあけ血を抜きます。
血豆による痛みが強い場合は無理せず病院に行きましょう。
病院では爪に穴をあけ血豆の血を抜いて圧迫・固定してくれます。
痛みのない小さな血豆の場合は自然治癒をまつ方がよいです。
痛みがない血豆は血液があまり溜まっておらず炎症をともなっていません。
血豆が原因となって爪がはがれてしまったりいたんだときも、爪の根元が傷付いたり取れてしまったりしたときは外科を受診しましょう。
指先の場合
指先も最も血豆ができやすいところの1つといっていいでしょう。
指先にできた血豆に対しても対処法は基本的に同じです。
まずアイシングをします。
内出血が止まったらそのままなるべく触れないようにして自然治癒を待ちます。
しかしながら指先ですから、血豆に触れないようにせよといわれても限界があるでしょう。
そういうときには薬用の指サックがあれば役に立つと思われます。
料理をしたり車の運転をしたり、指先は常に何かに触れる機会が多いので、指サックがあれば多少は安全なはずです。
まとめると、血豆は皮膚が圧迫され炎症と内出血が起きた状態ですが、血豆自体に害はないため、自然治癒に任せるのがよいでしょう。
もし自分で針を使って血を抜く場合は針は消毒しておくこと。
雑菌が繁殖しないように清潔にしておきましょう。
血豆が特にひどい時には病院に行った方がいいでしょう。
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