よく焼き肉する時何度もお肉ひっくり返さないで、裏返すのは一度だけという方がいます。
理由は肉汁が逃げるからと言う理由のようです。
ステーキでは、強火で何度も裏返す方法の方が内部に肉汁を多く含む事は
調理科学の第一人者であるハロルドマギー氏によって指摘されています。
(左が1度だけ裏返したもの、右が何度も裏返したもの 両方強火で内部温度は同じ)
ステーキは内側に肉汁を残すためには、全体から均一に火を通していくのが良いです。
焼肉の肉はステーキの肉より薄いので、火が通りやすいです。
裏返す事によって焼き加減を確認できますから、焼き方の失敗は少ないです。
わざわざ1度の裏返しのタイミングにこだわる必要はありません。
火加減を気にして焼くのが失敗しないことです。
側面からお肉は焼く
肉は一気に高温で焼くか、弱火でじっくり調理するのがよいといわれています。
一人分なら良いですが、友人や同僚と焼肉屋に行き、全員に弱火で焼くことを強要するのは、難しいです。
一般的には焼肉屋では大体が中~高火力で焼きますよね。
すぐに焼けますが、焼けたらすぐ弱火にっていうのも難しいです。
火加減の調整は火力を変えるのではなく、肉を動かす事でしか出来ないということになります。
ここで裏返しが重要になります。
裏返しならば、強火であっても何度も裏返す事で弱火と似たような効果が得られます。
全体から満遍なく火を通す事が出来ますし、焦げるのも防ぐ事が出来ますね。
肉の種類によっての焼き方
●カルビ・・・基本的に油の多い赤身肉という認識でよいと思います。
肉の厚みにもよりますが、表面をカリッと焼いたら、裏返して全体から均一に熱を通しましょう。
肉が薄い場合は、表面がカリっとするまで焼いてしまうと、焼き過ぎになってしまいます。
●ロース・・・油が少ない赤身肉です。
油が少ないので両面をサッと焼く程度でいいです。
●タン・・・タンは分厚いものはステーキの要領で焼きます。
弱火でじっくり焼いた後すぐ食べずに肉を少し置いて肉汁を落ち着かせます。
薄いものは片面だけ焼いて火が通れば食べましょう。
●モルモン・・・強火だと脂が落ちてしまうので、中火でじっくり焼いて脂を暖めると良いです。
焼肉でスタミナをつけて風邪などひかないようにしてください。
美味しい焼き肉をみんなで味わってくださいね。
コメントを残す