背中のかゆみは掻こうにも手が届かず、苛立たしい思いをすることがありますよね。背中の状態は、見たくても自分で見ることができません。
そこで、今回は背中がかゆいと感じる原因をご紹介いたします。さらに、そのかゆみの対処法も併せてご紹介いたします。
背中の湿疹
背中の湿疹は皮膚が通気性を失っている時、汗を排出できない時におこります。さらに、生活習慣や環境の変化で皮膚のバリア機能が低下している時にも表れます。
また、カビ、乾燥、アレルギー反応、加齢を原因としても表れます。以下、湿疹を症状とする4つの病気をご紹介いたします。
・汗疹:汗をかいた際に、汗の出る箇所汗管が詰り湿疹になります。
・アトピー性皮膚炎:体に存在するカビや部屋のダニやハウスダストを原因としています。
・接触性皮膚炎:金属、繊維、化粧品など皮膚に接触した物体に対するアレルギー反応です。
・皮脂性欠乏性皮膚炎:加齢で水分がなくなり、かゆみが発生します。
4つの病気の治療は、主に抗アレルギー剤の服用とステロイド外用剤を使ってかゆい感じを抑えます。次は、湿疹と同じ様にかゆい背中のブツブツについてご紹介いたします。
背中のブツブツ
背中の湿疹と共にかゆいのが、背中のブツブツです。このブツブツの原因を4つご紹介します。以下の通りです。
あせも
汗をかいたまま放置すると黄色ブドウ球菌が増殖し、皮膚の表面に赤いブツブツが出てきます。
マラセチア毛包炎
若い人によく見られる症状です。 マラセチア菌を原因として発症し、別名「背中ニキビ」と言われます。マラセチア菌は体の表面で皮脂を食べる常在菌です。皮脂が増えると増殖し、その分解物によって皮膚に炎症が起こります。
粉瘤(ふんりゅう)
老廃物が溜まりしこりとなったのが粉瘤です。とてもきつい臭いがするのが特徴です。ガンとなるケースもあるため皮膚科で受診するなど早急な対応が必要です。
毛孔性苔癬(もうこうせいたいせん)
毛穴に古い角質が詰まってできます。原因は不明で、健康上の問題もありません。但し、乾燥すると悪化するため保湿を心がけます。
単なるブツブツと放置するのでなく、注意深く対処していきましょう。それでは次のページで、この背中のかゆい感じを治す方法をご紹介いたします。
コメントを残す