一眼レフカメラのような高い商品は、季節の保管によってはカメラのレンズにカビが生えることがあります。そのカビを掃除する方法を、レンズ選びのコツと共にご紹介いたします。
カビ発生の原因
まず、カメラレンズになぜカビが生えるのかを明らかにしていきます。カビの繁殖する条件は、温度が20〜30度で湿度が70〜80%以上、さらに栄養源があり酸素があることです。
6〜8月にもっともカビが繁殖します。カメラのレンズに生じるカビは、空気中に浮遊しているカビの胞子がレンズに付着し、レンズに施されているコーティングやホコリ、人の指紋を栄養源として増殖します。
特に、その環境に合ったカビは増殖を続けます。そうしてレンズの内側にまで浸食し、レンズが白っぽくなると修理が難しくなります。
掃除方法と保管
レンズに生じたカビがまだ初期段階であれば、まずは100均のテーブル足カバーで固定しているリングを外しましょう。そして、中のレンズを「激落ち君」で磨いて落とすことが可能です。
レンズの内部までカビが生じている場合は、残念ながら掃除では解決することができないため、新しいレンズに買い換えなければなりません。カビを生じさせないためには、保管に注意しましょう。
まず鞄やケース、引き出し、戸棚に入れっぱなしにしないことです。また、使用後指紋やホコリを拭うこともなく放置しないようにします。保管の際の最適湿度は、30〜40%です。
プラスチックの密閉容器に乾燥剤を入れて、カメラやレンズを保管しましょう。さて次のページでは、レンズ選びのコツや修理代についてご紹介いたします。
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