2種類の食中毒の症状と原因
食中毒は大きく次の2種類に分けることができます。
1、調理あるいは保存状態からくる食中毒
火がしっかり通っていなかったり腐ってしまっていたりと、適切な調理ができていなかったときや保存状態が悪かったときなどに食中毒にかかる可能性があります。この食中毒の原因は細菌が作り出す毒素です。この毒素によってめまいや頭痛、下痢などの症状がみられます。
2、細菌感染による食中毒
リステリア菌などの細菌が胃を通り抜け、直接腸を攻撃するタイプの食中毒です。症状は上で説明したものとほとんど変わらないですが症状が長引く場合が多く、最悪の場合は命に関わる恐れもあります。
たまに耳にするO157とは?
ニュースなどを見ていると、たまに「O157」という単語を聞くことがあるのではないでしょうか?O157は元々家畜の糞や尿に見られることが多く、これらによって汚染された水や食料を人が口にすることでO157感染症を引き起こしてしまうのです。
O157は気温が高く、細菌が増殖しやすい初夏から初秋にかけた感染しやすくなるので、この時期は注意が必要です。症状としては次のようなものがあげられます。
・下痢や腹痛
・発熱
・顔が青くなったり倦怠感を感じる
・頭痛やけいれん
食事中にこれらの症状が見られた場合は、すぐに救急車を呼ぶようにしましょう。次のページでは食中毒になってしまったときによく効く薬、さらには寝不足と血圧の関係についてご紹介します。
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