体重が増えてくると自分が「メタボ」なんじゃないかと気になりますよね。
ここでは、メタボの基準やその原因、最強の解消法&改善策について紹介したいと思います。
メタボの基準
まず、どれくらい太るとメタボと診断されるのでしょうか。
@benicome7 ふつうにスリムでしたやん!!!!メタボってどんな基準なんですかね!わたし、最近ほんと太って危ないかもしれない!
— 空中ブランコ (@boc205) April 9, 2014
このように、どういう場合にメタボになるのか気になっている方も少なくないようです。
そこで、メタボの基準についてみていきましょう。
2005年4月、メタボリックシンドローム診断基準検討委員会がメタボリックシンドロームの診断基準を設定しました。
この基準によれば、メタボと診断されるには2つの条件があります。
1つ目の条件は、①腹囲が一定以上の数値であるかどうかです。
腹囲の数値が男性の場合は85cm以上、女性の場合は90cm以上であれば、メタボの1つ目の条件を満たします。
2つ目の条件は、②脂質異常・高血糖・高血圧のうち2つ以上に当てはまるかどうかです。
脂質異常というのは、血液中にふくまれる脂質(コレステロールや中性脂肪)が、一定の基準よりも多い状態のことをいいます。
中性脂肪が150mg/dL以上であること、HDLコレステロールが40mg/dL未満であることのいずれかもしくは両方に該当する場合は、脂質異常となります。
高血糖とは、血液中の糖(グルコース)の濃度が一定の基準よりも高い状態のことをいいます。
空腹時血糖値が110mg/dL以上である場合には、高血糖となります。
高血圧とは、血圧が正常の範囲を超えて高く維持されている状態のことをいいます。
最高血圧が130mmHg以上であること、最低血圧が85mmHg以上であることのいずれかもしくは両方に該当する場合は、高血圧となります。
このように、メタボの基準は、①腹囲の数値が一定以上の数値かどうか、②脂質異常・高血糖・高血圧のうち2つ以上に当てはまるかどうかということになります。
原因
メタボになる原因はどういったものがあるのでしょうか。
メタボの原因は人によってさまざまですが、その人の生活習慣にあると考えられています。
生活習慣はおおまかに①食習慣、②運動習慣、③嗜好品の3つに分けられます。
それぞれメタボの原因となるものをみていきましょう。
①食習慣
まず、食事自体の量が多いこと、野菜より肉を多く摂っていること、濃い味のものをよく食べるとメタボになりやすいといえます。
また、飲み物についても、砂糖が多く含まれているジュースを頻繁に飲むとメタボの引き金となります。
そして、間食が多かったり、食事を摂る時間が不定期であることもメタボの原因となります。
②運動習慣
まず、普段通勤などに車や電車を使い、歩くのが少ないことはメタボの原因となります。
また、休みの日は外に出ず家で過ごすことが多かったり、スポーツする機会がないとメタボになりやすいといえます。
③嗜好品
煙草をよく吸ったり、お酒をよく飲む場合にはメタボになりやすいと考えられています。
このように、メタボの原因は生活習慣のいたるところにみることができます。
上記のメタボの原因に当てはまれば当てはまるほど、メタボになる可能性は高いといえます。
最強解消法&改善策
メタボを解消・改善する方法について紹介していきたいと思います。
メタボの原因は生活習慣にあることは今まで見てきたとおりです。
したがって、メタボを解消・改善するには生活習慣を見直していくことが必要です。
具体的には、以下のメタボ解消法&改善策を試してみましょう。
①食事は腹八分目を心がける
年齢が上がると体の消費エネルギーが落ちてきてしまい、気づかないうちに食べすぎの状態になることがあります。
そこで、食事をお腹一杯摂ることは避け、腹八分目を心がけましょう。
食べ物をしっかり嚙んで時間をかけて食事をしたり、腹持ちの良い食べ物を摂るなどの工夫も必要です。
②和食を食べる機会を増やす
洋食には、味付けが濃くカロリーや塩分の高いものが多くあります。
普段から味の薄めの和食を食べるようにしましょう。
③歩く習慣をつける
運動不足はメタボの大きな原因です。
もっとも、普段なかなか運動する時間が取れないでしょう。
そこで、通勤などでは無理のない範囲で歩くようにするのがいいでしょう。
エスカレーターやエレベーターを使わず、階段を使うようにするのもおすすめです。
また、休みの日は散歩に行くなどなるべく家の外へ出るようにしましょう。
④煙草・お酒の量を減らす
煙草・お酒はなるべく控えるようにすることが大事です。
自分自身の力では難しい場合には、医療機関の手を借りることも検討しましょう。
ここまで、メタボの基準やその原因、最強の解消法&改善策について紹介してきました。
メタボは脳卒中や心疾患、糖尿病などの重大な疾患につながるおそれがあり、放置しておいて良いことはひとつもありません。
この記事を参考になるべく早くメタボを解消・改善するよう心がけましょう。
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