ものもらいの原因、上まぶたの場合に早く治す方法は?下まぶたとどう違う!?うつる可能性は・・・



早く治すには“温”と“冷”

 効果的な対処方法は“温める”、もしくは“冷やす”で症状によって対処法が変わります。かゆみや痛み、腫れといった主に麦粒腫の場合は、“冷やす”のが効果的です。

 冷やすことで一時的ですが痛みを緩和し、炎症を抑えることができます。濡らして冷蔵庫で冷やしたタオルを目に当てるだけで、随分と楽になりますが、冷やしすぎには注意です。

 血行が良くなると痛みや腫れが強くなるので、体を温める食べ物やサウナ、長時間の入浴は避けましょう。逆に“温める”のが良いのは痛みのない霰粒腫で、マイボーム腺に溜まった脂肪を溶かし、詰まりを緩和します。

 こちらの場合は濡らしたタオルをレンジで温め、目に当てます。朝晩に2回それぞれ5分ずつ行い、その後優しくマッサージすると効果倍増です。予防にもなりますよ。

うつる?

 「ものもらいはうつる」というイメージが強いですが実のところ、ものもらいはうつる病気ではありません。そもそも霰粒腫は脂肪によるものですし、麦粒腫の原因になる菌は常在菌。

 誰の身の回りにもある菌なので、ものもらいになっている人から感染するということはありません。なので、眼帯も必要ありません。むしろ眼帯は目の周りの湿度が上がり、逆に細菌が増えてしまいます。

 ただ、よく似た症状の「流行性結膜炎」はうつるので注意が必要です。腫れ、痛み、かゆみに加えて目やにが出たり、光がまぶしかったり視力の低下があったら、すぐに受診し人にうつさないようにしましょう。

 一般的に、ものもらいは1週間程度で治ります。抵抗がある人もいるかもしれませんが、ものもらいになったらコンタクトやアイメイクは控え、症状に合わせた対処をして早く治してしまいましょう。





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