甲状腺の腫れの見分け方、ポイントはここ!知らなかったでは済まされない甲状腺の病気とは?



 甲状腺の腫れは、女性に多く見られる病気です。「甲状腺が肥大している」と言われても、怖い病気とは限らないので安心してください。

 適切な治療を行えば怖がる必要はありません。そこで今回は、甲状腺の腫れの見分け方と病気についてお話しします。

甲状腺の病気

 まず、甲状腺の病気で患者数が多いのが橋本病です。20代〜60代の女性によく見られる病気で、命に関わるような病気ではありません。橋本病と同様に甲状腺が腫れるのが、バセドウ病です。

 バセドウ病は、手術をして甲状腺を全部あるいは1部摘出することも治療の選択肢です。ところが、手術にともなってしゃべりにくい、あるいは飲み込みにくいという副作用もあります。

 他にも甲状腺腫、腺腫様甲状腺腫、亜急性甲状腺炎などの病気があります。しかし、いずれも治療の必要がない病気です。

甲状腺の病気の症状

 患者数が多い橋本病は甲状腺の腫れ、疲労感、便秘、記憶力の低下、息苦しい、体温が下がる、むくみ、難聴などの症状があります。バセドウ病は甲状腺の腫れ、眼球の突出、まぶたが腫れているように見える、月経異常、手足が震える、下痢、イライラするなどの症状が見られます。

 さらに亜急性甲状腺炎は、甲状腺が腫れ痛む、汗をかく、体重減少、下痢、手の震えなどと言った症状が起きます。また甲状腺が痛む病気として、甲状腺の悪性腫瘍があるので注意しましょう。

 なお橋本病とバセドウ病は、血液検査で甲状腺ホルモンの量を調べることで病気が判明します。甲状腺の腫れの見分け方と原因については、次のページをお読みください。





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