爪を噛む人に隠れた危険な心理とは!?ついついやってしまう人は必見…!



完璧主義の心理

 実験は、被験者を爪を噛む癖のある人とない人で分け、それぞれのグループに交通事故の映像を見せたり何もない部屋で過ごさせるなどして、「ストレス」「リラックス」「退屈」「不満」の4パターンの環境で観察しました。その結果、爪を噛む癖のある人たちはストレス、不満、退屈を感じる時に爪を噛む癖(反復行動)が出ることがわかりました。

 オコナー教授によれば、不満と退屈を感じるのは完璧を求める裏返しだそうです。完璧主義者は細かく計画を立てる、人に仕事を任せられない、仕事を詰め込み過ぎる、課せられた仕事がなくなると退屈を感じるなどの反面、欲求不満が溜まりやすく自制が弱い、ストレスやフラストレーションを抱えやすいそうです。

 その結果無意識に爪を噛み、抑圧されたエネルギーを発散させているのだそうです。オコナー教授は、爪を噛むなどの反復行動を治すには、その行為を抑える対処法よりも、根本的な完璧主義行動に対する治療が有効という結論を導き出しました。

癖を治すには?

 爪を噛む癖を治すにはきれいにネイルする、絆創膏を貼るなど実際に爪を噛めなくする、意識的に体を動かすなどが効果的だそうです。さらに心理的に抱えている問題を解決し、完璧を求めすぎる思いをコントロールできれば自然と治るかもしれません。意識しているのに治らない、血が出るまで噛んでしまうなど症状の重い場合は専門家に相談しましょう。





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